なぜ「何から」で止まるのか
「やらないといけないのは分かっている。でも、何から手をつければいいのか分からない」
中小企業の社長さんから、いちばん多くいただくご相談です。そして、この状態で1年、2年と過ぎてしまう会社が本当に多い。
理由はシンプルで、相談する相手によって答えが変わるからです。
- 制作会社に聞けば「まずホームページを」
- 広告代理店に聞けば「まず広告を」
- SNSの会社に聞けば「まずSNSを」
どれも嘘ではありません。それぞれの立場からは正しい答えです。ただ、どこに聞いても返ってくるのはその会社の売り物なので、比べようがないのです。
やる気がないのではありません。判断する材料が手元にないだけです。
多くの場合、ホームページが先です
結論から書きます。多くの中小企業にとって、最初に手をつけるべきはホームページです。
理由は、ホームページが受け皿だからです。
広告もSNSも、やっていることは「見にきてもらう」ところまでです。着いた先が分かりにくければ、そこで終わります。広告費は、そのまま流れ出ていきます。
バケツに穴が空いたまま水を注いでも溜まらない、というのと同じ話です。まず穴を塞ぐ。順番としては、そちらが先です。
もうひとつ理由があります。ホームページを作る過程で、「うちは誰に何を売っているのか」を言葉にすることになります。これが決まっていない状態で広告を出すと、何をどう出せばいいのかが最後まで決まりません。
ホームページを後回しにしていい場合
もちろん例外もあります。次のような場合は、順番が変わります。
- すでに十分に整ったサイトがある——この場合は、そこへ人を連れてくる手段(広告・SNS)が先です。
- すぐに売上が必要で、扱っている商材が明確に検索されている——受け皿が最低限あるなら、検索広告を先に回して確かめる価値があります。
- 店舗ビジネスで、まず地図に載ることが最優先——Googleマップの整備が先になることがあります。
- 採用が目的——求人媒体との組み合わせ方が変わってきます。
つまり「常にホームページが先」ではありません。会社の状況で変わります。だからこそ、誰かに一度、全体を見て順番を決めてもらうのがいちばん早いのです。
順番を決めるときに見る3つのこと
私たちが無料Web診断で見ているのは、大きく次の3つです。
- いま、お客様はどこから来ているか——紹介がほとんどなのか、飛び込みなのか、検索なのか。ここが分かると、次に増やすべき入口が決まります。
- 探されている商材か、探されていない商材か——検索されている商材なら検索広告が効きます。探されていないなら、まず知ってもらう手段が要ります。
- 社内で誰が、どれだけ手を動かせるか——続けられない施策を選んでも意味がありません。ここを無視した提案は、たいてい3か月で止まります。
まとめ
「何から始めるか」は、Webの知識の問題ではありません。自社の状況を整理できているかどうかの問題です。
整理さえできれば、順番は自然と決まります。そして、その整理は一人でやるより、誰かと一緒にやったほうが早い。それだけの話です。
Digital Partner では、オンライン30分の無料Web診断で、この整理を一緒に行っています。何から手をつけるべきかをA4一枚にまとめてお渡しします。契約は前提にしていません。
